こんにちは、すぎもんです。今回はJabraのワイヤレスイヤホン「Elite 7 pro」をレビューしていきます。
とてもクリアかつ素直なサウンドで音質がとても良いイヤホンです。また専用アプリでカスタマイズできたり、自分の耳にパーソナライズしてくれてその人の聴覚に合ったサウンドやANCにしてくれます。
値段は高めですが、一通りの機能が備わっているので高性能なワイヤレスイヤホンが欲しい方は候補に入れても良いかと思います。
この記事では製品のスペックや機能、音楽視聴での音質、マイクの音質、Bluetoothの遅延についてお伝えします。
開封
Elite 7 proを開封していきます。箱を開けると上に本体、下に付属品、箱の下部にはリーフレットが入っています。



Elite 7 proの付属品
- 大小のイヤーピース2セット
- USB Type-Cの充電ケーブル
- 保証&警告リーフレット

Elite 7 proの外観
ケースの外観
Elite 7 proのケースの外観はこんな感じ。丸みを帯びたシンプルなデザインですね。


上部にはロゴ、前面にはLEDランプと充電コネクタがあります。だいたいのケースは充電コネクタが後ろにあるので珍しいですね。
Elite 3のケースと見比べると形状がかなり変わっていますね。Elite 3より高さが低くなり幅が広くなっています。Elite 3のケースは安っぽかったですが、Elite 7 proのケースはマットな仕上げで高級感があります。



蓋を開けるとこんな見た目です。

イヤホンの外観
イヤホン本体の外観はこんな感じ。Elite 3と比べると似たようなデザインになっていますが、微妙に丸みを帯びた感じになっています。



表面には操作ボタンがあり、左右にマイク穴がついています。イヤーピース側にはセンサーがついており、耳からイヤホンを外すと音楽を停止することも出来ます。



Elite 7 proを装着すると
Elite 7 proを装着するとこんな感じ。


非常にコンパクトなので前から見るとイヤホンを付けているかわかりづらいですね。耳にとてもフィットし軽いので、疲れづらいかと思います。遮音性も良くノイズキャンセリングをONにしなくても周りの音をある程度シャットアウトしてくれます。
Elite 7 proのスペックと機能
続いてElite 7 proのスペック、機能を紹介します。
カラー | ブラック、ゴールドベージュ、チタニウムブラック |
ドライバー | 6㎜ |
周波数特性 | 20Hz~20000Hz |
重量 | 44g イヤホン単体 5.4g |
対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間 ケース併用 最大30時間 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
急速充電 | 5分の充電で約1時間使用可能 |
防塵防水性能 | IP57 |
片耳モード | 対応 |
アクティブノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み | 対応 |
マルチポイント | 対応 ※2022年2月のアップデートにより対応 |
専用アプリ | 対応 |
価格 | 約25,000円 |
カラーはブラック、ゴールドベージュ、チタニウムブラックがあり、私はチタニウムブラックを選びました。
ドライバーサイズは6㎜、周波数特性は20Hz~20000Hzです。
ケースの重量は44g、イヤホン単体の重量は5.4gと軽めです。
対応コーデックはSBCとAACのみで少し寂しいですね。Elite 3がaptXに対応していたので、今回もサポートしてほしかったです。
音楽の再生時間は最大8時間、充電ケースを併用すると最大30時間です。Qi規格対応のワイヤレス充電、5分の充電で約1時間使用できる急速充電にも対応しています。
Jabraマルチセンサーボイスを搭載し、4つの高性能マイク、両方のイヤホンに1つずつ付いている高性能音声認識センサーが備わっており、通話品質を改善しています。
防塵防水性能はIP57で埃や雨などの影響も受けにくいです。
片方のイヤホンを外すと音楽を停止することも出来ますし、アプリで設定すれば片耳でも使用することもできます。
また、2022年2月のアップデートでマルチポイントに対応しました。これにより2台のデバイスと同時に接続できるようになります。試してみましたが問題なく2台同時接続ができました。
アップデートをする場合は専用アプリのJabra Sound+をインストールして行ってください。
アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み
ANCと外音取り込みのヒアスルー機能にも対応しています。ANCとヒアスルー機能はそれぞれ5段階のレベルで調整することができ、アプリで変更可能です。
車が通る大通りでどちらも最大レベルで試してみました。
ANCは結構優秀かと思います。ANCをオンにして道路の横で音楽を聴いてみましたが、車が横を通る音はほとんど聞こえなくなりました。だいたい7~8割程度シャットアウトしてくれます。ノイズキャンセリング特有の圧迫感はほとんど感じません。
ヒアスルー機能もしっかり効いており、数十m先の車の走行音も聞こえました。取り込みも自然で不自然なノイズなどもほとんどありません。
どちらの機能もレベルは高いかと思います。
Jabra Sound+(専用アプリ)
Elite 7 proは専用アプリのJabra Sound+をダウンロードすれば各種設定することが出来ます。アプリをダウンロードしてスマホとイヤホンを接続すると製品を登録することが可能です。


メイン画面ではANCやヒアスルー機能などサウンドモードの設定ができ、それぞれ5段階で変更できます。


その下にはイコライザーがあり自分の好きなバランスに変更することが可能です。プリセットも用意されており、ニュートラル、音声、低音ブースト、トレブルブースト、スムーズ、エネルギーがあります。さらに自分でカスタマイズしたバランスをプリセットに登録することもできます。


その下のサウンドスケープではノイズや自然の音などをイヤホンから鳴らすことができます。集中したい時やリラックスしたい時などにいいかもしれません。


右上の設定を押すと様々な設定を行うことが出来ます。

ヘッドセットのパーソナライズでは、イヤホンのフィット感やANCやサウンドを自分に合ったものにパーソナライズできます。
例えばMySoundでは聴力検査のようなピーという様々な周波数の音を聴いていき、自分に合ったサウンドにしてくれるようです。



MyControlsではイヤホンのボタン操作を変更することが出来ます。
初期設定では右ボタンを1回押すと再生/一時停止、2回押すと次の曲へ、3回押すと前の曲に飛べます。

左のボタンを1回押すとサウンドモードの変更、2回押すと音声アシスタントを呼び出します。


その他にもFind My Jabraではイヤホンを追跡することができます。
Elite 7 proの音質

続いて音楽視聴での音質についてお伝えします。
Elite 3は1万円以下で結構良い音が聴けましたが、それよりさらに解像感や深み、立体感が増した感じがします。全体のバランスとしては高音域が少し強めかなと思います。
低音域はあまり主張がなく個人的にはちょっと物足りないかなと思いますが、その場合はイコライザーでバランスを変更すればよいかと思います。
高音域は強めですが、綺麗に響くので耳に刺さることはありません。
ボーカルも伸びがありクリアに鳴るので美しいサウンドを体験できます。
全体的に無駄な味付けがなく、素直で良い音かと思います。
Elite 7 proのマイクの音質
次にElite 7 proのマイクの音質について検証していきます。
比較として、最近発売されたJBLのTOURPRO+TWS、SennheiserのCX Plus True Wireless 、sudioのT2、SamusungのGalaxy buds2、JabraのElite3、GlidicのTW-9000、EPOSのゲーミングイヤホンGTW270を録音してみました。
音声が聴きたければ下記の動画を観てください。
どうでしょうか。
比較するとマイク音質は普通といったところでしょうか。通話などには問題ないレベルかと思いますが、他のイヤホンよりノイズが結構ひどいですね。
Elite 7 proのBluetoothの遅延
次にElite 7 proのBluetoothの遅延について検証しました。今回もワイヤレスヘッドフォンディレイテストというアプリを使用して検証しています。音が鳴った瞬間に停止ボタンを押すだけの簡単なテストです。5回テストを行い、その平均を結果とします。Elite 7 pro以外は以前の動画の時に行ったテスト結果を流用します。
Elite 7 proの遅延は480msということでかなり遅延が大きいことが分かります。
音楽を聴く分には良いかと思いますが、音ゲーなどをするには厳しいレベルかと思います。動画を視聴してみましたが、動画では遅延はそこまで気にならないかと思います。
まとめ
最後にまとめです。
Elite 7 proのいいところ
- クリアで素直なサウンド
- 優秀なANCとヒアスルー機能
- 専用アプリで様々な設定ができる
- アプリのパーソナライズで自分に合った環境で音楽を聴ける
- フィット感も良く軽い着け心地
Elite 7 proの気になるところ
- 値段が27000円と高め
- 遅延が大きい
- 対応コーデックが少ない
といったところです。
まとめ
Elite 7 proは27000円と高めなイヤホンですが、それ相応のサウンドや機能性を体験することが出来ると思います。個人的には良い買い物ができたかなと思います。
もちろん人によって感性や音の好みは違うので、ぜひ店頭で視聴してみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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それではまた!
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