こんにちは、すぎもんです。今回はSennheiserのワイヤレスイヤホン、CX Plus True Wirelessをレビューしていきます。
音質もハイレベルで、機能面も優れているとてもバランスが取れたワイヤレスイヤホンです。使い心地や音質も癖がなく、私も普段使いに良く持ち歩くほど気に入っています。
高性能なワイヤレスイヤホンが欲しい方は、ぜひ店頭などで試聴してみてほしいですね。
この記事ではイヤホンのスペックや機能、音楽視聴での音質、マイクの音質、Bluetoothの遅延についてお伝えしますので、最後まで読んでいってください。
開封
まずはCX Plus True Wirelessを開封していきます。箱を開けると上に本体が、下に付属品が入っています。



CX Plus True Wirelessの付属品
- USB Type Cの充電ケーブル
- L、S、XSサイズのイヤーピース
- 説明書

CX Plus True Wirelessの外観
ケースの外観
ケースの外観はこんな感じ。マット仕上げで高級感がありシンプルなデザインになっています。前面にはLEDランプが一つ、後面には充電ポートがあります。




サイズはわりとコンパクトで他のケースと比較するとこんな感じ。
ふたを開けるとこんな見た目です。


イヤホンの外観
イヤホンの外観はこんな感じ。丸みを帯びた四角形をしておりシンプルな見た目になっています。スタイリッシュで非常に洗練されています。




表面にはロゴがありタッチパネルになっています。マイクはそれぞれ2つ付いており、合計4つです。イヤーピース側にはセンサーとLEDランプがついています。
CX Plus True Wirelessを装着すると
CX Plus True Wirelessを装着するとこんな感じ。


正面から見ると結構飛び出て見えますね。片方の重量が6gですが、そこまで付けた感じは重くなく疲れにくいかと思います。フィット感もとてもよく、耳に馴染ます。イヤホンを付けただけでも遮音性はそれなりにあります。角ばったデザインがかっこいいですね。
CX Plus True Wirelessのスペックと機能
続いてCX Plus True Wirelessのスペックと機能を紹介します。
カラー | ブラック、ホワイト |
ドライバー | 7㎜ダイナミック型 |
周波数帯域 | 5Hz~21000Hz |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体 最大8時間 ケース併用 最大24時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
急速充電 | 15分の充電で1時間使用可能 |
防水性能 | IPX4 |
スマートポーズ | 対応 |
アクティブノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み | 対応 |
専用アプリ | Smart Control |
価格 | 約20,000円 |
カラーはブラックとホワイトがあり、私はブラックを選びました。

ドライバーは7㎜のダイナミック型、周波数帯域は5Hz~21000Hzです。
対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive。
aptX Adaptiveは簡単に言うと、ハイレゾ相当の高音質かつ低遅延を体験できるコーデックです。aptX Adaptiveで接続するには、スマホなどのデバイスもこのコーデックに対応していなければいけません。ハイエンドのスマホなどに対応しており、デバイスがまだ少ないのが難点です。
動作時間はイヤホン単体で最大8時間、ケースを併用すると最大24時間使用でき、最近のイヤホンにしてはまあまあ持つといったところです。1.5時間の充電でフルチャージになり、15分の充電で1時間使用することができる急速充電にも対応しています。
防水性能はIPX4で雨に濡れても大丈夫な基準です。
スマートポーズに対応しており、どちらかのイヤホンを耳から外すと、自動的に音楽を一時停止します。
アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み
ANCと外音取り込みにも対応しています。
車が通る大通りで試してみましたが、どちらも非常に優秀かと思います。
ANCをONにし、音楽を聴いていると、横を通る車の走行音はほとんど聞こえなくなりました。だいたい7~8割くらいシャットアウトしてくれます。ノイズキャンセリング特有の圧迫感は個人的にはほとんど感じません。
外音取り込みは音楽を聴いていても数十m先から車が来ることが分かり、音楽を聴きながら外を歩いていても安心なレベルです。取り込みも非常に自然で、不快なノイズなどもほとんどありません。
Smart Control(専用アプリ)
CX Plus True WirelessはゼンハイザーSmart Controlというアプリにも対応しており、各種設定をすることもできます。ソフトをダウンロードしペアリングをすると様々な設定ができるようになります。


イコライザーは独自の直感的に操作できるものがあり、面白いですね。丸いアイコンを動かして位置を決めるとバランスが変化します。そのほかにも従来のイコライザーで設定することもできます。


また、自分で設定したバランスをプリセットとして登録することも出来ます。そのほかにもメーカーが用意したプリセットはポッドキャスト、ムービー、Bass Boostの3種類があります。ちなみにポッドキャストの場合はBass Boostは併用できません。



その他の設定では片方のイヤホンを耳から外すと音楽を停止するスマートポーズや、通話中に自分の声を聴きやすくする側音の設定などもできます。


イヤホンのタッチパネル操作をカスタマイズすることも出来ます。


初期設定では右のイヤホンを1回タップすると再生/停止、2回押すと次のトラックへ、3回押すと音声アシスタントを使用することが出来ます。
左のイヤホンを1回タップすると、外音取り込みON、2回押すと前のトラックへ、3回押すとANCをONにすることが出来ます。
右を長押しすると音量UP、左を長押しすると音量DOWNです。
これらをアプリ上で自分の好みの設定にカスタマイズできます。
CX Plus True Wirelessの音質

次に音楽視聴での音質についてお伝えします。私はaptX Adaptiveに対応したデバイスを持っていないので、aptXで接続しました。
バランスはフラットで突出した音域がないかと感じます。サウンドはとてもクリアで解像度も高くとても美しい音だと思います。癖がないバランス、サウンドなのでとても聴きやすいです。
とにかく低音も高音も綺麗に響くので耳当たりが良いです。
低音域に関しては非常にまとまりのある音で、量感も申し分ありません。
高音域に関しては、とても綺麗できらびやかに鳴り響きます。
ボーカルは空気感を感じられ、臨場感がありますね。
バランスが良い分ボーカルもクリアに聞こえるので、ポップスを聴くのにも良いかと思います。クラシックを聴くにしてもそれぞれの音が明瞭に聴こえるので、気持ちいいです。
逆に癖がないサウンドなので、人によっては少し物足りないと感じるかもしれません。その場合はイコライザーで設定できるのも嬉しいですね。
CX Plus True Wirelessのマイクの音質
続いてCX Plus True Wirelessのマイクの音質について検証していきます。
比較として、sudioのT2、SamusungのGalaxy buds2、JabraのElite3、GlidicのTW-9000、EPOSのゲーミングイヤホンGTW270を録音してみました。
音声が聴きたければ下記の動画を観てください。
どうでしょうか。
マイクの音質に関してですが、比較すると可もなく不可もなくといった感じでしょうか。通話をする分には問題ないレベルかと思います。アプリで側音の設定をすると自分の声が聞こえやすいので喋りやすくなります。テレワークなどで使うのもありかと思います。
Bluetoothの遅延
次にCX Plus True WirelessのBluetoothの遅延について検証しました。今回もワイヤレスヘッドフォンディレイテストというアプリを使用して検証しています。音が鳴った瞬間に停止ボタンを押すだけの簡単なテストです。5回テストを行い、その平均を結果とします。CX Plus True Wireless以外は以前の動画の時に行ったテスト結果を流用します。
CX Plus True WirelessはaptXで接続した場合、172msの遅延があることが分かりました。他のイヤホンと比べても遅延が少ないですね。
この程度の遅延では音ゲーや動画の視聴にはほとんど影響がないことが、今までの検証で分かっています。もちろん、FPSのゲームや動画編集などの音のタイミングにシビアなものは厳しいかと思います。
まとめ
最後にまとめです。
CX Plus True Wirelessのいいところ
- フィット感がとてもよく疲れづらい
- フラットなバランスで癖のない美しいサウンド
- 優秀なANCと外音取り込み
- 専用アプリでイコライザーなど設定できる
- aptX Adaptiveに対応し高音質で音楽を聴ける
CX Plus True Wirelessの気になるところ
- 値段が高め
- マルチポイント非対応
- ワイヤレス充電非対応
といったところでしょうか。
まとめ
2万円前後のイヤホンとしてはほとんど死角がないかと思います。音質についても機能面についても全体的にバランスがとれているので、普段使いしやすいイヤホンです。私もたくさんイヤホンを持っていますが、外出する際はよくCX Plus True Wirelessを持っていきます。それほど完成された商品なので購入してよかったです。
もちろん人によって感性や音の好みは違うので、ぜひ店頭で視聴してみてください。
下記にリンクを貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください。
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それではまた!
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