こんにちは、すぎもんです。今回はJBLのワイヤレスイヤホン、Tour Pro+ TWSをレビューしていきます。
非常に引き締まったクリアなサウンドが心地良い完全ワイヤレスイヤホンです。機能面もとても充実していて、専用アプリで様々なカスタマイズもできます。
約25,000円と少しお高めですが、サウンドや機能面にこだわる人には選択肢に入ると思います。ぜひ手に取ってJBLサウンドを体感してみてください。
この記事では製品のスペックや機能、音楽鑑賞での音質、マイクの音質、Bluetoothの遅延についてお伝えしますので、最後まで読んでいってください。
開封
まずはTour Pro+ TWSを開封していきます。箱を開くと真ん中に本体が、左右とその下に付属品が入っています。


Tour Pro+ TWSの付属品
- USB Type-Cの充電ケーブル
- 4サイズのイヤーピース
- エンハンサー×2
- 説明書

Tour Pro+ TWSの外観
ケースの外観
ケースの外観はこんな感じ。



丸っこいデザインをしており、マット仕上げですべすべしていて高級感がありますね。前面にはロゴがあり、底面には充電ポートとLEDランプ、リセットボタンがあります。
他のケースと比べるとサイズはこんな感じ。横幅は小さいですが、縦に大きいのが分かります。


イヤホンの外観
イヤホンの外観はこんな感じ。





かなり大きくごついですね。デザイン的にはシンプルでかっこいいです。表面にはロゴが、左右それぞれにマイク穴があり、イヤーピース側にはLEDランプとセンサーが付いています。
また、付属のエンハンサーを交換することが出来ます。
Tour Pro+ TWSを装着すると
Tour Pro+ TWSを装着するとこんな感じ。かなり大きいので存在感がありますね。


フィット感はとても良く、大きさの割にはあまり着けている感じはしないかと思います。重量も片方7.5gと重いですが、耳につけるとそこまで重くは感じませんでした。
Tour Pro+ TWSのスペックと機能
続いてTour Pro+ TWSのスペック、機能を紹介します。
ドライバー | 6.8㎜ダイナミック型 |
インピーダンス | 16Ω |
周波数特性 | 10Hz~20000Hz |
重量 | ケース 56.8g イヤホン単体 7.5g |
コーデック | SBC、AAC |
再生時間 | 約8時間 ケース併用 約32時間 |
急速充電 | 10分の充電で約1時間使用可能 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
防水規格 | IPX5 |
アクティブノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み | 対応 |
価格 | 約25,000円 |
ドライバーは6.8㎜のダイナミック型で、インピーダンスは16Ω、周波数特性は10Hz~20000Hzとなっています。
ケースの重量は56.8g、イヤホン単体の重量は7.5gです。
コーデックはサイトには書いてありませんでしたが、スマホで調べたところSBCとAACのみかと思います。
最大再生時間は約8時間、ANCオンの場合は約6時間、ケースを併用すると最大約32時間です。また、Qi規格対応のワイヤレス充電、10分の充電で約1時間使用できる急速充電にも対応しています。
それぞれのイヤホンに3つのマイクが付いており、合計6マイク搭載でクリアな音声通話が可能です。
防水性能はIPX5で雨や汗で濡れても大丈夫な基準です。
ノイズキャンセリングと外音取り込み
アクティブノイズキャンセリングと外音取り込みにも対応しています。車が通る大通りで試してみましたが、ノイズキャンセリングはいまいちと感じました。
ノイズキャンセリングをオンにして道路の横で音楽を聴いてみましたが、車が横を通る音はしっかり聞こえていました。だいたいシャットアウトしてくれるのは4~5割くらいでしょうか。最近のワイヤレスイヤホンの中では弱い方だと思います。ノイズキャンセリング特有の圧迫感はほとんど感じません。
外音取り込みをオンして音楽を聴いてみると、数十m先から来る車の音もしっかり聞こえたのでわりと優秀かと思います。不快なノイズなどもなく、自然に音を取り込んでくれます。
ちなみにBluetoothをオンにしなくてもノイズキャンセリングをオンにすることができる「サイレントナウ」に対応しており、作業に集中したい時などにも使用することができます。
トークスルー機能も付いており、再生音楽のボリュームを大幅に下げて音声を取り込むことでイヤホンを外すことなく会話が出来ます。
Tour Pro+ TWSの専用アプリ
無料のアプリのJBL Headphonesで各種設定などが出来ます。私のスマホではアプリをダウンロードしてケースの蓋を開けると、自動的にペアリングを検出しました。

アプリのホームではANCのオフオン、外音取り込みの設定、スマートオーディオ&ビデオの設定ができます。外音取り込みはアンビエントサウンドとトークスルーの2種類を選ぶことが出来ます。


スマートオーディオ&ビデオの設定では安定した接続ができるノーマルと音楽を聴くためのオーディオモード、低遅延で映像と音声を楽しむことができるビデオモードがあります。

ホームの下の部分を押すとイコライザーを設定することができます。プリセットのJazz、Vocal、Bassのほかに、自分でイコライザーをいじって保存することもできます。



右上の設定ボタンを押すと各種設定変更ができます。独自のマイアラームや片方のイヤホンを外すと停止するかどうか、イヤホンを失くした時に音鳴らすこともできます。


タッチ操作
タッチ操作の割り当ても変えることができます。
L | R | |
1回タップ | サウンドモード切替(ANC→外音取り込み→オフ) | 再生/一時停止 |
2回タップ | トークスルーのオフオン | 次のトラックへ |
3回タップ | 前のトラックへ | |
長押し | ボイスアシスタント起動 | ボイスアシスタント起動 |
初期設定では左を1回タップするとANCと外音取り込み、オフの切り替え、2回押すとトークスルーのオンオフ、長押しするとボイスアシスタントを起動します。
右を一回タップすると再生/一時停止、2回押すと次のトラックへ、3回押すと前のトラックへ、長押しするとボイスアシスタントを起動します。


それらの機能を音量コントロールにしたり、ボイスアシスタントに切り替えることが出来ます。個別のタッチ操作は切り替えることはできません。

Tour Pro+ TWSの音質
続いて音楽視聴での音質についてです。

さすがに25,000円もするイヤホンなので音質はよいですね。非常に引き締まったサウンドでクリアに音が聴こえてきます。特にポップス系のサウンドに合うイヤホンだと思います。全体的なバランスとしてはフラット気味で、ちょっと高音が強いかなと感じます。
低音はそこまで迫力はあまりありませんが、音にまとまりがあり綺麗に響きます。高音は主張がありますが、耳に痛くなく倍音が美しく響きます。ボーカルは伸びがあり透明感があるサウンドです。
全体的に癖が少ないので番人受けするサウンドかと思います。聴き疲れしないクリアなサウンドで耳に心地よいです。もし物足りなければイコライザーで自分好みに設定できるのも良いですね。
Tour Pro+ TWSのマイクの音質
次にTour Pro+ TWSのマイクの音質について検証していきます。
比較として、SennheiserのCX Plus True Wireless 、sudioのT2、SamusungのGalaxy buds2、JabraのElite3、GlidicのTW-9000、EPOSのゲーミングイヤホンGTW270を録音してみました。
音声を聴きたければ下記の動画を観てください。
どうでしょうか。
比較すると結構音質はいい部類に入るのではないでしょうか。低域までしっかり録音できているので、素の声に近いと思います。ホワイトノイズもほとんどないので相手にしっかり声が届くのではないでしょうか。
Tour Pro+ TWSのBluetoothの遅延
次にTour Pro+ TWSのBluetoothの遅延について検証しました。今回もワイヤレスヘッドフォンディレイテストというアプリを使用して検証しています。音が鳴った瞬間に停止ボタンを押すだけの簡単なテストです。5回テストを行い、その平均を結果とします。
Tour Pro+ TWS以外は以前の動画の時に行ったテスト結果を流用します。また、Tour Pro+ TWSは低遅延のビデオモードもあるので、そちらとオーディオモードの2つを検証しました。

結果はオーディオモードでは381msの遅延、ビデオモードでは230msの遅延があるということが分かりました。比較すると約150msの差がありますね。
オーディオモードはわりと遅延が大きいですが、動画を観たりゲームなどをする時にビデオモードに切り替えれば遅延はあまり気にならなくなりそうです。
まとめ
最後にまとめです。
Tour Pro+ TWSのいいところ
- 美しい音質
- 多彩な機能に対応
- マイク音質が良い
- 専用アプリで各種設定可能
- イコライザーで自分好みのサウンドにできる
Tour Pro+ TWSの気になるところは
- イヤホンが大きくかなり存在感がある
- ANCはいまいち
といったところです。
まとめ
Tour Pro+ TWSは値段も高めの設定なので、音質も機能もほとんど申し分ないかと思います。そうなるとANCのみいまいちだったのがちょっと残念に思います。音楽のみならず動画なども楽しめるモードもあるので、これ1台でいろんな用途に使えるのがいいですね。
もちろん人によって感性や音の好みは違うので、ぜひ店頭で視聴してみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。下記に製品のリンクを貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください。
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それではまた!
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