最近はコロナ禍で多くの人が家にいることが増えたため、ペットをお迎えする人が増加傾向にあるそうです。
犬や猫は飼うのに大変だったり覚悟がいると理解している人もいますが、小動物は「飼いやすい」と言われ、安易に飼ってしまう人がいるのだとか。
正しくお迎えすれば良き相棒となってくれるので、今回は小動物の中でもダントツ人気のハムスターを飼う時の心得について紹介します。
なかなか知られていない情報を載せたので是非見ていってくださいね。
店員のおすすめケージは買っちゃダメ!?
ハムスターをお迎えする時の最大の注意点は、ペットショップの店員さんがおすすめするケージは調べもせずに買ってはいけないことです。
ハムスターの場合は必ずケージが必要になるわけですが、実はペットショップで売られているハムスター用のケージはほぼ全ておすすめできません。
柵になっているものは、ハムスターに噛んでくれと言っているようなものなのでとてもうるさく、一緒の部屋だとまず眠れないでしょう。
また、ハムスターの歯が悪くなってしまうためハムスター自身にも悪い影響を及ぼします。
メリットは空気の循環が良いため夏に重宝することですが、それはエアコンで調節できるので柵のケージでなくても大丈夫です。
透明なケース上のものでも継ぎ目があるので、そこをガリガリとかじってしまいます。
プラスチックを削る音も相当なもので、やはりハムスターに良くないので避けましょう。
となると、買うべきケージは小動物コーナーにはありません。
あるのは観賞魚コーナーです。
意外かもしれませんが、ハムスターを飼うたくさんの人が行きつく先が「水槽」なのです。
ケージと違って継ぎ目がないため噛む場所が1つもなく、かつ透明なのでハムスターを観察しやすいと大人気です。
水槽の欠点は重いことですが、ハムスターの健康と、飼い主が睡眠不足にならないことを考えれば最も適切なケージになります。
日本で売られているケージはとても小さいので、水槽はできるだけ大きなものにしてあげましょう。
ハムスターはあんなに小さいのに、夜中に何キロも走ります。
小さなケージに閉じ込めておくのは避けましょう。
エアコンは24時間稼働させるべき?
ハムスターは、その種類にもよりますが暑さ・寒さに弱い動物です。
適温は人間とほぼ同じと言われていますが、25度を超えると暑すぎますし、寒すぎると冬眠してしまってそのまま死んでしまうこともあるため気が抜けません。
そのため、室温管理のためのエアコンは必須となります。
冬にはハムスター用の下から温めるヒーターや、爬虫類用の上からのヒーターがあるのでなんとかなるかもしれませんが、夏はどうしてもエアコンをフル稼働させる必要があります。
24時間付けておかないと、自分の不備でハムスターを死なせてしまいかねません。
大切なペットをそんな風に亡くすのは後悔してもしきれないでしょう。
小さい生き物でも温度管理はとても重要です。
むしろ小さいからこそ弱いので、犬猫よりも気を遣います。
電気代がかかることを覚悟で飼わないといけないので、もしハムスターのお迎えを考えているのであれば知っておいてくださいね。
実はどんな回し車もうるさい
ハムスターを飼う時に欠かせないのが回し車です。
これでしっかり運動してもらうためです。
サイレントホイールやハーモニーホイールなど有名どころがありますが、静かだとうたっているのは嘘です。
ケージに設置してハムスターが走ると、とんでもない轟音が聞こえてくるでしょう。
これでは到底眠れません。
初めてハムスターを飼う人がかなりびっくりすることなのですが、これを直すには工夫が要ります。
回し車は柵があるケージ用に取り付けられるようになっていますが、それはどうやってもうるさいのでやめましょう。
土台があるので、それを付けて水槽の底に設置します。
それでも回し車の土台が水槽の底に当たってうるさいので、土台と水槽の間に床材を入れます。
こうすることで静かになります。
爆走するハムスターの場合、回し車の土台の下に切った段ボールを置き、ガムテープで水槽の底に固定してしまいましょう。
段ボールとガムテープは床材でかぶせて隠せばOKです。
土台は意外と軽いため、大きなハムスターやよく走るハムスターの場合、床材を敷いてもうるさいことがあります。
水槽と回し車を固定して一体化させてしまえばそういったうるささも軽減できます。
まとめ
「ハムスターなら飼いやすそうだからお迎えしよう!」と思っても、いざ迎えてみると上記のように飼っている人しかわからない苦労があります。
先にこの苦労を知っておけば覚悟を持って迎えられますし、自分にはダメだと飼わない決断だってできます。
ペットショップでは教えてくれないことも多々あるので、間違った選択をしないよう心得ておきましょう。
正しく飼えばとても可愛いので、毎日癒されますよ。