こんにちは、まりもです
「相手の顔色を伺って嫌なことも断れない」という人はいませんか。
私もなかなか断れない人間でした。
しかし、仕事でのある出来事をきっかけにその考えを一変できたのです。
今回は、断ることについての考え方やコツを私の体験談を交えながらご紹介していきたいと思います。
断れなかった昔の私
当時、私は販売の仕事をしていました。
入社して4年目の頃です。
その頃、頻繁に商品導入の交渉に来るメーカーの営業さんがいました。
営業さん「この商品置いてくれませんか。お願いしますよ!」
そのカテゴリの商品はアイテムを増やしたくはなく、導入してもこちらにはメリットもあまり感じられない商品でした。
私「そうですねー。でもなー。」
営業さん「目立たないこの場所でも良いので。」
私「(どうしよう)」
と、対応に困っていました。
内心「早く帰ってくれないかな」とも思っていました。
今思うと、酷い販売員だったなと反省しています。
すると、そのやり取りを見ていた上司が私たちのもとへとやって来たのです。
上司「すみません、その商品はうちには置けないです。その代わりに、このカテゴリの商品で良いものないですか。」
営業さん「そうですか、承知しました。すぐ確認してご提案させて頂きます!」
そう言って営業さんは帰っていきました。
そして、営業さんが帰ったあと上司にこう言われたのです。
上司「なんで断らないの。出来ないことは出来ないってはっきり伝えないとだめだよ。自分の時間もそうだけど、相手の時間も奪ってしまっているよ。」
それを聞いた私は何も言うことが出来ませんでした。
上司「相手に気を使って断らないという考えやめた方がいいぞ。」
私「(断らないことが相手の為だと思っていたけど違うのか。)」
この出来事をきっかけに、私は断ることについて考えてみました。
断ることは存在を否定することではない
断ったからと言って、相手の存在そのものを否定するわけではないのです。
その要望を断るだけと考えましょう。
断れない人は、ここを勘違いしてしまっている人が多い気がします。
私も実際にそうでした。
まずは、この考え方を変えることから始めてみましょう。
自分だけではなく相手の時間も奪う
営業さんは、ひとつの商品をお店に置いてもらうために何度も何度も私のもとへ足を運んでいました。
それは、「もしかしたら置いてくれるかもしれない」という可能性を僅かながら感じていたからでしょう。
その可能性を作り出したのはというと・・・
そうです、私です。
私の中では最初から商品をお店に置く可能性は0%でした。
それにもかかわらず、断らないことで可能性があるのだと相手に思わせていたのです。
そのことにより、営業さんに何度も何度もお店に足を運ぶという無駄な時間を掛けさせていました。
もし、私との時間を別のお店に行って交渉する時間に充てていたら、実績が出ていたかもしれません。
私は、営業さんに対して「時間がないから早く帰ってくれないかな」と思っていましたが、自分と相手の時間を無駄にしていたのは私でした。
このように、断らないことは自分と相手の時間を無駄にします。
断るときは明確に素早く伝える
断れない人ほど、相手に遠慮したり躊躇したりすることで会話の時間が長くなります。
先に述べたように、相手の時間を奪うことになってしまうのです。
また、曖昧な回答をすることで相手に粘られてしまうということにも繋がりかねません。
断るときは明確に素早く相手に伝えましょう。
代替案でフォローする
しかし、いくら断ることが大切といっても、断り方によっては拒絶されてしまったと勘違いされてしまう場合もあります。
ですので、断るときのコツも掴んでおくとベストです。
断るということは、少なからず相手に残念な思いをさせてしまいますよね。
その残念な気持ちを少しでも和らげるために、代替案を使いフォローします。
今回の例で、上司はほかの商品を置くということでフォローしました。
その結果、営業さんは「提案した商品が置けなくて残念」という気持ちが少し和らいだはずです。
難しいなと思う人はよく考えてみてください。
友人や恋人からのお誘いを先約があって断る場合に使っていませんか。
「ごめん、その日は先約があって行けないの。代わりに来週の日曜日はどう?」
と代替案を出して断っている人は多いと思います。
その応用が出来れば良いのです。
そう考えたら出来るような気がしませんか?
まとめ
今回は、断ることについての考え方やコツをみなさんにご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
私は、断らない自分が良い人だと思っていましたが、この経験によってその考えを良い意味で覆されました。
考え方を一変して断り方のコツを実践してからは、前よりも少し楽に生きられるようになったと実感しています。
相手を気にして断れないという方は是非取り入れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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