はじめまして、まりもと申します。
今回は、「他人に期待しない」事についてお話していきたいと思います。
「他人に期待しなくなったら楽になる」って良く耳にしますよね。
筆者自身も「期待しない」を実践してきました。
ですが、なかなか上手くいかず、つい最近までモヤモヤとしていました。
そんな時に耳にしたのが芦田愛菜さんのこの言葉です。
「『その人のことを信じようと思います』っていう言葉ってけっこう使うと思うんですけど、『それがどういう意味なんだろう』って考えたときに、その人自身を信じているのではなくて、『自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな』と感じて」
「だからこそ人は『裏切られた』とか『期待してたのに』とか言うけれど、別にそれは、『その人が裏切った』とかいうわけではなくて、『その人の見えなかった部分が見えただけ』であって、その見えなかった部分が見えたときに『それもその人なんだ』と受け止められる、『揺るがない自分がいる』というのが『信じられることなのかな』って思ったんですけど」
「でも、その揺るがない自分の軸を持つのはすごく難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って口に出して、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の人物像だったりにすがりたいんじゃないかと思いました」
とても16歳の発言とは思えないですね。
ハッとさせられました。
これがきっかけとなり、今一度「信じる」や「期待する」ということについて考え直しました。
思考を少し変えるだけで、今までのモヤモヤが晴れて心が安定するようになりました。
他人に期待するということ
「私の誕生日は仕事を休んでお祝いしてくれるよね」とか「今月は仕事頑張ったからそれなりに評価してくれるよね」などと他人に期待した事はありませんか?
期待なんてしてないと思っていても、知らず知らずのうちに他人に期待してしまっているのです。
筆者も前は他人に期待ばかりしていました。
そして、今もたまに他人に期待をしてしまい「あー、またやっちゃったな」となったりしています。
他人に期待することのデメリット
それでは、なぜ他人に期待しすぎてはいけないのでしょうか。
相手に期待をして、もし期待通りの行動をしてくれなかったら負の感情が沸いてきますよね?
それは、相手の行動に自分の感情が支配されているってことなのです。
では、具体例で見てみましょう。
例えば、同僚の仕事を手伝って遅くまで残業しているとしましょう。
同僚は仕事が終わり何も言わずに退勤しました。
「残業までして手伝ってあげたのに、なんで何も言わず帰るの?ありえない」
感謝されると期待していたのに、期待外れの行動によって怒りの感情が沸きます。
このように、他人に過剰な期待をすると相手の行動によって自分の感情がコントロールされてしまうのです。
相手が100%自分の思った通りに行動するなんてことはあり得ません。
ですから、他人に必要以上に期待をしてしまうと相手に感情を支配されてしまい、心の安定を阻害されてしまうのです。
他人に期待しないことのメリット
一方で、期待しないとどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
もともと期待をしていないので、「裏切られてつらい」であったり、「傷つけられた」という感情がなくなります。
ストレスがなくなり心が安定します。
たとえ相手が約束を破ったとしても、「こういう人なんだ」と自分なりに納得させることができます。
相手の行動によって自分の感情が左右されることがなくなり、心豊かに過ごすことができるようになります。
期待から信頼に変えてみる
メリット・デメリットはわかったけど、実際にどうやって期待しないようにしたらいいの?と悩んでいる方もいると思います。
「期待しないなんて冷たく感じるな」と思ってしまう人もいるでしょう。
確かに、「期待しないで諦める」という考えだと上手くいきません。
自分の感情を無理やり押し殺すだけなので逆に苦しくなってしまいます。
実際、筆者は「期待しないで諦める」を実践して上手く行かずに苦しんでいました。
では、どうしたらいいのか。
それは、期待ではなく信頼をするという事です。
「期待」と「信頼」は何が違うのでしょうか。
「期待」は、相手を当てにして幸せになれる事を願うこと。
「信頼」は、相手がどんな状態であろうと信じること。
「期待」というのは、相手に思い通りに動いてほしいという願望が入っているという事なので、期待通りにならないと相手を責めてしまうのです。
対して「信頼」は、相手を受け入れるという覚悟を自分が下したので、自分自身に責任があります。
相手に責任を負わせるのか、自分で責任を持つのかの違いです。
自分に責任がないので期待する事は簡単なのです。
ですが、最終的に幸せになれるのは「信頼」を選んだ人です。
何事もリスクを負わないことがリスクになってしまいます。
結局は、自分の人生を幸せに出来るのは他人ではなく自分自身なのです。
まとめ
今回は、他人を期待しない生き方について紹介してきました。
相手任せにして「期待」をすることで自分を幸せにしようとするのか。
自分で覚悟を決めて「信頼」することで幸せになろうとするのか。
この違いを理解して「期待しない」を実践する事により、自分の人生がより豊かになるのではないでしょうか。
信頼するというのは覚悟がいることで簡単ではないですが、「信頼してみよう」と思う事から始めてみませんか?
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