1. はじめに
今回は、LenovoのゲーミングノートPC「Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)」をレビューします。
CPUはIntel Core i7-14650HX、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptopを搭載。さらにメモリは32GBあり、高い処理能力を発揮します。
動画編集やゲームをサクサク動かせるパソコンは値段が高くなりがちですが、このモデルは20万円台前半で購入可能。
この記事では、外観や使いやすさ、ゲームや動画編集の性能まで分かりやすく紹介します。
※こちらの製品はクロスワーク様からお借りしてレビューしています。
2. 外観・デザイン
本体カラーは落ち着いたグレーで、派手すぎないシンプルなデザイン。
ゲーミングPCにありがちな派手な装飾はなく、仕事や学校でも使いやすい見た目です。
全体はマットな質感で、指紋や汚れがつきにくく高級感もあります。
サイズは16インチ、重さは約2.3kg。机に置いて使うのに向いており、持ち運びには少し重めです。
3. インターフェース（端子類）
接続できる端子の種類が多く、周辺機器をたくさん使う人にも安心です。
右側面
- USB 3.2 × 2
- microSDカードリーダー
- プライバシーシャッターボタン
- 有線LANポート（安定したネット接続が可能）
背面
- HDMIポート
- 電源コネクタ（ケーブルが横に出ないので机がすっきり）
左側面
- USB 3.2 Gen 2 Type-C × 2（両方DisplayPort出力対応、1つはPD最大140W給電対応）
- マイク/ヘッドホンコンボジャック
仕事でもゲームでも使いやすい、充実した端子構成です。
4. キーボードとタッチパッド
キーボードは7色に光るバックライト付き。Fn＋Spaceキーで光り方をすぐ変えられます。
打つ感触は少し硬めで、しっかり押せるためミスタイプが減ります。矢印キーは独立していてゲーム操作も快適。
タッチパッドは反応が良く、サイズもちょうど良い大きさ。誤って触ってしまうことが少なく、外出先でもストレスなく使えます。
さらにFn＋Qキーで静穏 / バランス / パフォーマンスの3つのモードを切り替えられます。作業や遊び方に合わせて性能とファンの音を調整できるのは便利です。
5. ディスプレイ
- サイズ：16インチ
- 解像度：2560×1600ドット
- アスペクト比：16:10
- リフレッシュレート：165Hz
作業スペースが広く、動画編集やプログラミングなどでも作業しやすいです。
165Hzの高リフレッシュレートで、FPSゲームも滑らかに映ります。ベゼル（ふち）が細く、映像に集中しやすい設計です。
6. 性能テスト
CPU：Core i7-14650HX
- 16コア / 24スレッド
- CINEBENCH R23：マルチ1249pt、シングル115pt
- デスクトップ向けRyzen 9 5900を上回る性能
GPU：RTX 4060 Laptop
- DLSSやフレーム生成に対応
- ゲーム・動画編集ともに安定して高性能
高負荷の作業もスムーズにこなせます。
7. ゲーム性能
Apex Legends（2560×1600 / 高設定）
- 降下時：90〜120 FPS
- 戦闘時：150〜160 FPS
Monster Hunter Wilds（2560×1600 / 高設定＋DLSS ON）
- ムービー：約90 FPS
- プレイ時：70〜80 FPS
The Elder Scrolls IV: Oblivion Remaster
- 静穏モード：60 FPS前後
- バランスモード：80 FPS前後
- パフォーマンスモード：最大90 FPS
重めのゲームも設定を調整すれば快適に動作します。
8. 動画編集
Premiere Proで4K動画を編集しても、動画は軽くカクつきはありません。
11分の4K動画を約7分で書き出しできました。
RTX 4060のGPUエンコードが効いており、長時間の作業でも安定して動作します。
9. 発熱とファンの
- 高負荷時のキーボード上部：約35〜38℃
- タッチパッド周辺：30℃未満
- 静穏モードではほぼ無音
- パフォーマンスモードではファン音が大きめ
発熱は抑えられていますが、静かな場所で使うときはモード選びに注意が必要です。
10. 気になるところ
- 指紋認証や顔認証がない（パスワード入力のみ）
- 本体とACアダプター合わせて約3kg超と重め
持ち運びよりも、家や職場に置いて使う人に向いています。
11. まとめ
Lenovo Legion 5i Gen 9 (16型 Intel)は、
- ゲームも動画編集も楽しみたい人
- 据え置きでハイスペックPCを使いたい人
におすすめです。
高解像度ディスプレイと165Hzの滑らかな映像、RTX 4060の高い性能を備えながら、価格は20万円台前半。
重さや生体認証の非対応といった弱点はありますが、性能と価格のバランスは非常に優れています。