問題児?AVIOT「TE‐D01q2」をレビュー(アビオット ワイヤレスイヤホン)

こんにちは、すぎもんです。

今回はAviotのワイヤレスイヤホン「TE-D01q2」をレビューしていきます。

タイトル通り問題児なイヤホンです。

約8,000円でANCや外音取り込み、マルチポイントまで搭載したかなりコスパの良いイヤホンに見えますが、実際に試してみるといろいろと問題点が見えてきたのでお伝えします。

今まで30台ほどイヤホンを試してきたので、それを踏まえてレビューしていきたいと思います。

動画で見る↑

TE-D01q2を開封

まずはTE-D01q2を開封していきます。

透明な箱を開けると本体の下に箱が入っており、イヤーチップとウイング、説明書などの紙類、USB Type-Cの充電ケーブルが入っています。

TE-D01q2の同梱物はこれで全てです。イヤーチップはXS、S、Lの三種類、イヤーウイングは青と赤がそれぞれ2種類入っています。

TE-D01q2の外観

ケースの外観

ケースの外観はこんな感じ。正方形の形をしており、結構コンパクトです。

素材はプラスチックですが、マット仕上げなのとゴールドのワンポイントがあるのでそこまで安っぽさはありません。

表面にはロゴがあり、正面にはLEDインジケーターが4つ、後面には充電ポートがあります。

蓋を開けるとこんな感じ。

最近発売されたVictorのHA-A30Tのケースと比較するとこんなサイズ。A30Tのケースはめちゃくちゃ小さいので、比較すると大きく見えますね。

同じAviotのTE-BD21j-ltdのケースと比較するとこんな感じのサイズ感。TE-BD21jの方はジェラルミン素材でかなり重厚で高級感があります。それと比べると安っぽい感じですね。まあ値段も倍ですからね。

イヤホンの外観

イヤホンの外観はこんな感じ。独特な形状でかっこいいですね。

私はブルーを選びました。ブルーとゴールドの組み合わせがいい感じですね。

イヤーウイングは初めから装着されています。

表面のゴールドの部分はタッチセンサーになっており、その横にLEDとANC用のマイクが付いています。

下部ゴールド部分にはマイク穴があり、イヤーピース側にはマイク穴と下部に充電端子があります。

イヤーチップは見てのとおりかなり小さく、Lサイズでも私の耳には小さく感じます。

TE-D01q2を装着すると

TE-D01q2を装着するとこんな感じ。

正面から見ると結構飛び出てるのが分かります。

横から見るとこんな感じ。オシャレなアクセサリーをしているかのようでいいですね。

装着感としてはイヤーピースが小さ目なので、なんか取れそうで不安になります。私の耳は成人男性の普通サイズくらいかと思いますが、Lサイズを使用してもなんかしっくりはまりません。耳が普通サイズ以上の人は替えのイヤーピースを用意した方がいいでしょう。

デフォルトのイヤーピースだとやはり遮音性はあまりありません。

重量は約5.5gとわりと軽めなので、長時間装着していても疲れづらいかと思います。

TE-D01q2の音質

続いてTE-D01q2の音質についてです。

音楽を聴いた瞬間これは失敗したなと思いました。なんか音がスカスカで軽いんです。

でもこれは明らかにイヤーピースが合ってないなと思ったので、HA-A30Tのイヤーピースをはめてみたら豹変しました。

めちゃくちゃ音の密度が濃くなり、重厚なサウンドになりました。

やはりイヤーピースって大事なんですね。ここまで変わるとは。

なので、これ以降はイヤーピースを合うものに変更したていで話します。

バランスとしてはドンシャリ傾向で、低音域がかなり強めです。

低音域に関してはかなり重厚ですが、キレもあるのでぼやけたりはしていません。特に重低音はワイヤレスイヤホンでここまで鳴るかってほど強いです。個人的には低音が強めなのは好きなので、これくらい鳴っていると嬉しくなります。まあそれでもバランス的にかなり強めだと思いますが。

高音域も強めで、シャリシャリ鳴ります。ですがそんなにキンキンした痛い音ではなく、節度を持って鳴らしているので耳に痛くはありません。

ボーカルに関しては、クリアで低音に埋もれることなく響いています。

全体的には約8,000円と考えると音質は結構良いかと思います。重厚なドンシャリ系が好きな人にはハマると思います。

繰り返しになりますが、イヤーピースは自分に合うものを用意することが前提です。なんでこんなに小さいイヤーピースにしたんでしょうか。

同時期に発売されたVictorのHA-A30Tと比較すると、A30Tの方がよりバランス良く鳴っています。A30Tも重厚なサウンドですが、よりボーカルに焦点を当てていて、伸びがありクリアに声が聞こえます。

より洗練され落ち着いたサウンドが良ければ、HA-A30Tを選んだ方が良いでしょう。約10,000円で購入できます。

同じAviotのハイエンドモデル「TE-BD21j-ltd」と比較すると、やはりTE-BD21jの方がより解像度が高く、奥行きを感じます。さすがに値段が倍以上するので当然でしょうが。バランス的にもTE-BD21jの方がより自然で万人に受け入れられると思います。

TE-D01q2のマイクの音質

続いてTE-D01q2のマイクの音質について検証しました。他のイヤホンも録音してみたので、比較して聞いてみてください。

どうでしょうか。

マイク音質は8,000円にしては結構良いかと思います。ノイズも少なく、しっかり音を捉えられていると思います。

他のイヤホンは20,000円前後ですが、TE-D01q2より音質が悪いものもありますね。

通話などに使用するには問題ない品質かと思います。

TE-D01q2のBluetoothの遅延

次にTE-D01q2のBluetoothの遅延について検証しました。ワイヤレスヘッドフォンディレイテストというアプリで測定しています。

結果は347msの遅延ということが分かりました。まあ一般的くらいの遅延ですね。動画を観たりなど普段使いでは問題ないレベルでしょう。

ちなみ低遅延のゲーミングモードもあるようなのですが、こちらは専用アプリに接続しなければ設定できません。のちほど説明しますが、アプリに接続できなかったので今回は測定できませんでした。

TE-D01q2のANCと外音取り込み

次にアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みについて検証しました。

今回は少し騒がしいカフェで試してみたのですが、どちらもいまいち効果を実感できませんでした。

アクティブノイズキャンセリング

ANCに関しては、デフォルトのイヤーピースを使用していると耳の穴がスカスカなので、全く効果を感じられませんでした。イヤーピースを合うものに変えた場合は、若干効果を感じられましたが、3割くらいシャットアウトできるといった感じでしょうか。

外音取り込み

外音取り込みに関しては、イヤーピースを変えてもほとんど効果が分かりませんでした。

1万円以下のイヤホンはANCも外音取り込みもだいたいあまり効きは良くないのですが、このTE-D01q2は私が持っているイヤホンの中で一番効果がないと感じました。

残念ですが、これらの機能は期待しない方がよいです。

TE-D01q2の専用アプリ

続いて専用アプリ「AVIOT SOUND ME」について説明します。と言いたいところなのですが、アプリに接続しようとしてもずっとクルクルして全くつながりません。

Aviotのアプリって結構評判が悪いようで、他のイヤホンでもアプリと連動が出来ていないようです。

ソフトウェアアップデートをしないとマルチポイントも使用できないようなので、しっかりしてくださいよと言いたいですね。

ちなみにアップデートもHPに近日公開予定と書いてあったので、接続できてもすぐには使用できないかもしれません。

アプリに接続しないとゲーミングモードも使えません。

残念ながらまともにアプリと接続できるまで待たなければいけません。

TE-D01q2のスペックと機能

続いてTE-D01q2のスペックと機能について紹介します。

ドライバーダイナミック型10mm
Blutooth規格Blutooth 5.2
対応コーデックSBC、AAC
連続再生時間イヤホン単体 11.5時間 ケース併用 34時間
充電時間約1.5時間
急速充電約10分の充電で最大90分使用可能
防水性能IPX4相当
アクティブノイズキャンセリング対応
外音取り込み対応
マルチポイント対応(専用アプリによるアップデートが必要)
ゲーミングモード対応(専用アプリが必要)
片耳モード対応
専用アプリ対応
価格約8,000円

最大連続再生時間はイヤホン単体で11.5時間、ケース併用で34時間と結構長めです。約10分の充電で最大90分使用できる急速充電にも対応しています。

対応コーデックはSBCとAACのみです。

防水性能はIPX4相当で雨や汗に濡れても大丈夫な基準です。

機能としてはマルチポイントとゲーミングモードがありますが、前述の通りアプリと接続できないと使用できないのでご注意ください。

そのほか片耳モードにも対応しています。

TE-D01q2の操作方法

次にタッチパネルの操作方法についてです。

左右どちらもシングルタップで再生/一時停止、右をダブルタップで曲送り、トリプルタップで曲戻しです。

左をダブルタップで音量ダウン、トリプルタップで音量アップです。

左を1.5秒長押しするとANCと外音取り込み、OFFの切り替え、3.5秒長押しするとボイスアシスタントを起動します。

まとめ

ということでTE-D01q2をレビューしてきましたが、最後にまとめです。

TE-D01q2の良いところ

  • イヤーピースを合うものに変えると重厚なサウンドに変貌する
  • 軽い着け心地
  • 多機能
  • バッテリー持ちが長め
  • マイク音質はわりと良い

TE-D01q2の気になるところ

  • デフォルトのイヤーピースが小さすぎる
  • ANCと外音取り込みはほとんど効かない
  • アプリが不安定で接続できない
  • タッチセンサーが反応良すぎて誤タップが多くなる
  • アプリが使用できないとゲーミングモードもマルチポイントも使用できない

といったところです。

まとめ

TE-D01q2は約8,000円で多機能とコスパが良いかと思いましたが、どの機能も効果がいまいちだったり使用できなかったりで、結局普通に音楽を聴くくらいしか使い道がないですね。

今後のアップデートや対応に期待しています。

イヤーピースを合うものに変えれば、単純に音質は良いので音だけを求めるのであれば買ってもいいかもしれません。

また、今後メーカーが対応してアプリなども使用できるようになれば、もう少し使い勝手はよくなるかもしれないのでそれまで待つのもありだと思います。

下記にリンクを貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください。

ブログ以外にもYouTubeやTwitterでも発信しているので、良かったら覗いてみてください。この記事が参考になりましたら、拡散をお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではまた!

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人生に苦悩しまくったすぎもん

社会人になって2回の転職、そして、会社を辞めフリーランスになりました。現在は自由気ままに実家で仕事をしながら、のんびりストレスフリーで過ごしています。どうすれば自分らしく、幸せに過ごせるのかを勉強してきました。

まだまだ若輩者ですが、私が体験したこと、勉強したことなどを共有していきたいと思います。皆様に少しでもためになることを発信していきたいと思いますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

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